道島塾長の”VIVA! 80's” -vol.49- /ペット・ショップ・ボーイズ
道島です。ご無沙汰でございますが、みなさまお元気でしょうか?
最近はプライベートではイギリスの音楽ばかり、聴いております。しかも80年代ものばかり。やはりどうしても、10代がエイティーズという私には、いつも戻ってくる音楽ということなのかもしれません。そして、本日の主人公はペット・ショップ・ボーイズです。
80年代の後半から、90年代にかけて一世を風靡した彼らですが、私にとっても印象深いのは、東京に出て来てからです。88年でしょうか、六本木のディスコに大学の先輩に連れられて、目にしたあのバブルの風景。そのBGMこそが、まさに「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」や「ドミノ・ダンシング」といったペット・ショップ・ボーイズのヒット曲だったのです。男子も女子も踊り狂っておりました。その同時期に、ストック・エイトキン・ウォーターマンものも多数かかっておりました。特にバナナラマの「ヴィーナス」、「第一級恋愛罪」、「アイ・ウォント・ユー・バック」、「アイ・キャント・ヘルプ・イット」は個人的にお気に入りでした(笑)。
92年にワーナーに入社しましたが、音楽業界はまだバブルに浮かれている感じでした。ラジオ局にプロモーションに行くと、ペット・ショップ・ボーイズをプロモーションする、東芝EMIの宣伝マンの皆さんによくお会いしたものです。そして、93年に「ゴー・ウエスト」という最大のヒットをペット・ショップ・ボーイズは飛ばします。日本でも、それはそれは大人気でした。
今回リリースとなったライヴ・アルバム『ディスカヴァリー:ライヴ・イン・リオ 1994』は、まさにその時代のペット・ショップ・ボーイズをとらえたライヴです。今回、初CD/DVD化です。DVDを見ると、ブラジルのゴー・ゴー・ダンサーが、ステージを所狭しと踊りまくり、官能的な世界を繰り広げています。まさに94年です。冒頭から、ヒット曲を惜しみなく連打し、絶好調のライヴです。ブックレットには、ニール・テナントのツアー・ダイアリーというのが、入っているのですが、これが長文!本当に訳の校正が大変でした。しかし、ファンの方にはたまらない小ネタの連続です。私のようなレーベルの人間は、「オーストラリアにライヴに来た。ライヴで来てるのに、店に自分たちのCDが置いてなかったので、頭にきた」みたいな話を読んだりしますと、あー、よく、そんな風に昔は怒られたなと、なつかしくなったりしました。というわけで、ペット・ショップ・ボーイズの94年のライヴ、いかがでしょう? 景気いいですよ、本当に。
『ディスカヴァリー:ライヴ・イン・リオ 1994』 ご購入・ご視聴はこちら
「ガールズ・アンド・ボーイズ」のライヴ映像はこちら
「ワン・イン・ア・ミリオン/ミスター・ヴェイン」のライヴ映像はこちら
「レフト・トゥ・マイ・オウン・ディヴァイセズ/リズム・オブ・ザ・ナイト」のライヴ映像はこちら
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