ケイト・ブッシュ「Running Up That Hills」全米8位の快挙!各国チャート上昇中!

NETFLIX の「ストレンジャー・シングス 未知の世界」劇中で「Running Up That Hill (邦題:神秘の丘)」が使用され、各国のチャートで同曲が急上昇中!



同曲はもともと1985年にリリース。当時はビルボードHOT100で30位にチャートインしたのが最高位でした。

しかし今回、ドラマでの効果的な楽曲使用によって、

  • Spotifyのグローバルチャートでは先日の2位から1位に!
  • アメリカではビルボードHOT100の8位にリエントリー!

という快挙を成し遂げ、世界中のメディアがこの異例のリエントリーに大注目しています。

というのも、特にビルボード・チャートにおいて、ランキング圏外になった曲がトップ10で返り咲くというのは非常に稀な現象です。ビルボード63年の歴史の中で、この異例な快挙を遂げたのはこれまで8曲しかありません。過去の事例でいうと、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」が映画で使用され、1992年に2位でチャートにカムバック。また2020年に、TikTok効果のお蔭でフリートウッド・マックの「ドリームス」が12位にリエントリーしました。

さらに、英国出身のケイトにとって、ビルボードHOT100のトップ10内にチャートインするのは、自身のキャリアの中でも初めての経験となります。

なお、Spotify、ビルボード以外での各国のチャート・アクションは以下の通り。

(6/8現在の各国のシングル・チャート)
Australia #2
New Zealand #2
Switzerland #4
UK #8
US #8
Germany #14
Sweden #17
France #18
Norway #20
Denmark #24
Holland #26
Finland #40
Italy #62 


この状況を受けて、改めてケイトがコメントを発表いたしました。

「最初のシリーズが配信されて、友達たちが口々に「ストレンジャー・シングス 未知の世界」を見たか尋ねてきたから、観てみたの。そうしたら本当に面白くって。それ以来、すべてのシリーズを観ているわ、家族みんなでね。番組側から「Running Up That Hill」の劇中使用について打診があったとき、ストーリーの文脈の中でどう曲が活かされるのか色々考慮が必要だって思うけど、私は楽曲がマックスにとってポジティブな象徴だったからとても嬉しかったわ。最新作にはとても感銘を受けているの。本当に素晴らしい作品よ。魅力的な登場人物と壮大なSFXが見事に調和しているわ。私の楽曲が温かく迎え入れられてとても感激しているの。番組ファンの若い視聴者が注目してくれているのは、特にね。ダファー兄弟が最新作で高い評価を受けて、私も嬉しいわ。彼らのクリエイティビティは称賛に値するものよ。ケイト・ブッシュ」

ケイトのコメントにある通り、楽曲はドラマの中で非常に大切な場面で使われています。おどろおどろしいシーンとケイトの天使のような歌声のコントラストが、物語に大きなインパクトを与えています。こうした独特な世界観が、オーディエンスの心を掴んで止みません。

これまで、ケイトが公共の場に何かの声明をだすことは珍しく、今回の事態がいかに本人にとっても驚きと喜びであったかということがわかります。また自身の楽曲を他のメディアで使用することも今まで積極的に行っていませんでしたが、ケイトが作品のファンであったことも、今回の奇跡を呼び起こした大きな要因となったようです。


まだ観ていない方はぜひドラマをチェックを!
楽曲の今後のチャートアクションからも目が離せません。


「Running Up That Hill (邦題:神秘の丘)」配信サービス:https://warnermusicjapan.lnk.to/katebush_houndsoflove

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