エヴァリー・ブラザース、トム・ペティの娘が監修した”深堀り”コンピ―レーション『HEY DOLL BABY』発売。これを記念してバーチャル・トリビュート・コンサート開催
50年代中期に頭角を現しヒット曲を連発、ビートルズ、サイモン&ガーファンクルなど数多くのアーティストに大きな影響を与えたロック史上最高の兄弟デュオ、エヴァリー・ブラザース。彼らが遺した膨大な楽曲から、知る人ぞ知る、隠れた名曲や埋もれた傑作を17曲選び抜き、最新リマスター音源で収録した”深堀り”コンピ―レーション『HEY DOLL BABY』がCDで発売!選曲を手掛けるのは父トム・ペティ譲りの筋金入りエヴァリー・ブラザース・ファン、アドリア・ペティ。レコードストア・デイの限定盤アナログに続き念願のCD化が実現しました。
両親がカントリー歌手という音楽一家に育った実の兄弟であるドン・エヴァリー(1937年2月1日 - 2021年8月21日 )とフィル・エヴァリー(1939年1月19日 - 2014年1月3日)によるデュオは、1957年「バイ・バイ・ラヴ」をリリースすると瞬く間に全米ポップ・チャートの2位を記録。以後、「起きろよスージー」、「夢を見るだけ」、「バード・ドッグ」と1年間で3曲ものナンバー・ワン・シングルをだし、1960年、当時移籍金としては最高額の百万ドルでワーナー・ブラザーズに移籍。第一弾シングルの「キャシーズ・クラウン」が見事全米1位を記録して、同レーベルに初のナンバー・ワンをもたらしました。その後もカントリーをルーツにもちながらR&Bやブルースなどもレパートリーに加え、そのすべてを自分達の独自なスタイルで消化、「エヴァリー・スタイル」という唯一無二のサウンドで世界の音楽ファンを魅了しました。
エヴァリー・ブラザーズの遺族からの全面協力を得て本作『HEY DOLL BABY』の選曲を手掛けるのは、トム・ペティの娘であるアドリア・ペティ。彼女は、本作のライナー・ノーツの為に、曲ごとのコメントも提供しているフィル・エヴァリーの未亡人パティと、息子ジェイソン・エヴァリー、そしてドン・エヴァリー本人、及び夫人のアデラからの助けと協力を得ながら本作を完成させました。昨年夏に惜しくもこの世を去ったドン・エヴァリーにとっては、本作は本人が生前最後に関わったプロジェクトとなりました。
このアルバムの発売と、エバリー・ブラザーズの素晴らしい作品のアーカイヴをサポートするために、父の日である6月19日午後4時(米国東部時間。日本時間6月20日午前6時)より、エバリー・ブラザーズ公式YouTubeチャンネルにて、バーチャル・トリビュート・コンサート「”ヘイ・ドール・ベイビー” フェスティバル」が行われます。
出演者は、グラハム・ナッシュ&クリス・スティルス、アルバート・リー、クリス・アイザック&ニコール・アトキンス、ワディ・ワクテル&スティーブ・ポステル(ザ・イミディエイト・ファミリー)、ボブ・ウィアー&クリス・ロビンソン、デイヴ・スチュワート&エイミー・リー(エヴァネセンス)、ルーカス・ネルソン、ジェイコブ・ディラン、ブッチ・ウォーカー&ベサニー・コセンティーノ(ベスト・コースト)、カーリー・サイモン&ベン・テイラー、ジミー・ヴィヴィーノ、レディ・ブラックバード、マップェ、マット・スウィーニー、マイク・キャンベル&スタン・リンチ(トム・ペティ&ザ・ヘラトブレーク)、ポール・サイモン&イーディ・ブリッケル、サビーナ・スキウバ(ブラジリアン・ガールズ)、スザンナ・ホフス&ダン・ウィルソン、テイラー・ゴールドスミス(ドーズ)、ザ・カクタス・ブロッサムス、ミルク・カートン・キッズ、他多数の出演。さらに、ヘイ・ドール・ベイビーのコンピレーション・アルバムを企画したジェイソン・エヴァリー(フィル・エヴァリーの息子)とアドリア・ペティ(トム・ペティの娘)も出演するそうです。
コンピ―レーション『HEY DOLL BABY』
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