エリック・クラプトン、『THE COMPLETE REPRISE STUDIO ALBUMS – VOLUME 2』 限定盤10枚組アナログ・ボックス、2023年1月13日発売
◆リプリーズ・レコードでの2001年から2010年にかけて発表された5枚のスタジオ・アルバムと、当時のレア音源のコレクションの最新リマスター音源を収録した豪華アナログ・ボックス・セット
エリック・クラプトンがリプリーズ・レコードからリリースしたスタジオ・アルバムは、彼がギタリストとして積み上げたキャリアの中でも最も支持されていた時代の作品であり、こうした音源を集めた本ボックス・セット・シリーズは、アナログ盤のみで構成される、新たなリミテッド・エディションのコレクションとなる。現在発売中のシリーズ第一弾コレクション『The Complete Reprise Studio Albums – Volume I』は、12枚組の180グラム重量盤アナログで構成されており、リプリーズ時代初期の最初の6枚のスタジオ・アルバム『Money and Cigarettes』(1983)、『Behind the Sun』(1985)、『August』(1986)、『Journeyman』(1989)、『From the Cradle』(1994)、『Pilgrim』(1998))と、当時の貴重な未発表音源の数々を網羅したものだ。
今回、2023年1月に発売となるシリーズ第二弾となる本作は、2001年から2010年の間に収録された5枚のアルバムと当時の貴重な音源を集めたレア音源集を全10枚のアナログに収録した作品だ。
本作『THE COMPLETE REPRISE STUDIO ALBUMS – VOLUME II』は、2023年1月13日発売を予定している。本作では、『Reptile』(2001)、『Me & Mr. Johnson』(2004)、『Sessions For Robert J』(2004)、『Back Home』(2005)、『Clapton』(2010)の5つのスタジオ・アルバムが、最新リマスター音源を収録した180グラム重量盤アナログとなって甦ることとなる。今作で初めてのアナログ盤リリースとなる『Sessions For Robert J』は1枚のアナログ盤、それ以外のアルバムは全て2枚組アナログとして収録されている。
本コレクションに収録されている最後のアナログ『Rarities (2001-2010)』では、クラプトンのキャリアの中で、様々な作品に恵まれた時期であった2001年から2010年当時の、レアな音源を8曲収録したディスクだ。この中で注目すべきは、Bサイド収録の楽曲「Johnny Guitar」、日本盤アルバムにボーナス・トラックとして収録されていた「Losing Hand」といった楽曲だ。また「Midnight Hour Blues」は、『Clapton』のボーナス・トラックとして2010年にリリースされていたレア音源である。こちらの楽曲の最新リミックス・バージョンは、本日よりYouTubeで公開されている。
◆ボーナス・トラックとしてリリースされた貴重音源「Midnight Hour Blues」の新リミックス・バージョンが本日より公開
「Midnight Hour Blues」
「Losing Hand」
本コレクションに収録となるリマスター音源は、長きに渡りクラプトンと共作、プロデュースを務めてきたサイモン・クライミーが監修を務めている。また、収録される楽曲全て、Gateway Masteringのボブ・ラドウィックがマスタリングを手掛け、Bernie Grundman Masteringのクリス・ベルマンによってアナログ盤のラッカーがカットされた音源となっている。
本コレクション『VOLUME II』は、2001年に発売された、クラプトンの14枚目のスタジオ・アルバムである『Reptile』から始まる。この作品は、全米アルバム・チャートで5位を記録、そして全世界で250万枚以上のセールスを誇る。アルバムからの2曲のシングル、「Superman Inside」と「Reptile」は、グラミー賞にノミネートされ、「Reptile」では最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を勝ち取った。
2004年に、クラプトンに大きな影響を与えた、デルタ・ブルースを代表する伝説のブルース・マンであるロバート・ジョンソンの楽曲をカバーした『Me and Mr. Johnson』を発表。クラプトンのブルースへの情熱が詰まった本作は、全世界で200万枚以上のセールスを記録し、グラミー賞へノミネートされた。本コレクションでは、今作は2枚組アナログ盤として収録されており、最後の4面はアルバム・カヴァーのデザインのエッチングを施した面となっている。
2004年にはさらに、クラプトンは『Me and Mr. Johnson』の兄弟作となる『Session for Robert J』を発表。このアルバムには、米国のダラスと、イギリスで行われた『Me and Mr. Johnson』ツアーの、ライヴとリハーサルでの、アコースティックとエレクトリックな演奏が収録となっている。
2005年に発売された17枚目のスタジオ・アルバム『Back Home』でも、クラプトンの勢いは止まらない。本作では、ヴィンス・ギル、ジョン・メイヤー、ロバート・ランドルフ、ビリー・プレストン、そしてスティーヴ・ウィンウッドなどの豪華なゲストを迎え、アメリカでゴールド・アルバムに認定された。さらにクラプトンは、親友のジョージ・ハリスンが1979年に発表した「Love Comes To Everyone」をカバーし、ジョージへのトリビュートを捧げた。『Back Home』は2006年グラミー賞の最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)を受賞した。
本コレクションの中で最後のスタジオ・アルバムとなるのは『Clapton』。本作は、2010年にリリース、全米アルバム・チャートで6位、全英では7位の最高位を記録。再びクラプトンは、デレク・トラックス、ウィントン・マルサリス、アラン・トゥーサン、そしてJ.J. ケイルをゲストに迎えアルバムを制作。「Run Back To Your Side」などの新たな楽曲では、ティン・パン・アレーのスタンダード曲とニューオリンズ・ジャズをミックスし、2011年のグラミー賞にノミネートされた。
【リリース情報】
エリック・クラプトン
『THE COMPLETE REPRISE STUDIO ALBUMS – VOLUME II』
輸入盤発売日:2023年1月13日
◆10枚組アナログ・ボックス・セット
『Reptile (2001)』
- “Reptile”
- “Got You On My Mind”
- “Travelin’ Light”
- “Believe In Life”
- “Come Back Baby”
- “Broken Down”
- “Find Myself”
- “I Ain’t Gonna Stand For It”
- “I Want a Little Girl”
- “Second Nature”
- “Don’t Let Me Be Lonely Tonight”
- “Modern Girl”
- “Superman Inside”
- “Son & Sylvia”
『Me & Mr. Johnson (2004)』
- “When You Got A Good Friend”
- “Little Queen Of Spades”
- “They’re Red Hot”
- “Me And The Devil Blues”
- “Traveling Riverside Blues”
- “Last Fair Deal Gone Down”
- “Stop Breakin’ Down Blues”
- “Milkcow’s Calf Blues”
- “Kind Hearted Woman Blues”
- “Come On In My Kitchen”
- “If I Had Possession Over Judgement Day”
- “Love In Vain”
- “32-20 Blues”
- “Hell Hound On My Trail”
『Sessions for Robert J (2004)』
- “Sweet Home Chicago”
- “Milkcow’s Calf Blues”
- “Terraplane Blues”
- “If I Had Possession Over Judgement Day”
- “Stop Breakin’ Down Blues”
- “Little Queen Of Spades”
- “Traveling Riverside Blues”
- “Me And The Devil Blues”
- “From Four Until Late”
- “Kind Hearted Woman Blues”
- “Ramblin’ On My Mind”
『Back Home (2005)』
- “So Tired”
- “Say What You Will”
- “I’m Going Left”
- “Love Don’t Love Nobody”
- “Revolution”
- “Love Comes To Everyone”
- “Lost And Found”
- “Piece Of My Heart”
- “One Day”
- “One Track Mind”
- “Run Home To Me”
- “Back Home”
『Clapton (2010)』
- “Travelin’ Alone”
- “Rocking Chair”
- “River Runs Deep”
- “Judgement Day”
- “How Deep Is The Ocean”
- “My Very Good Friend The Milkman”
- “Can’t Hold Out Much Longer”
- “That’s No Way To Get Along”
- “Everything Will Be Alright”
- “Diamonds Made From Rain”
- “When Somebody Thinks You’re Wonderful”
- “Hard Times Blues”
- “Run Back To Your Side”
- “Autumn Leaves”
『Rarities Vol. II 2001-2010 (2023)』
- “Johnny Guitar”
- “Midnight Hour Blues”
- “You Better Watch Yourself”
- “Traveling Riverside Blues”
- “Little Queen Of Spades”
- “Take A Walk With Me”
- “Losing Hand”
- “I Was Fooled”
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