楽曲と同名タイトルのザ・ドアーズの新たなコンピレーション・アルバム『Paris Blues』の限定盤透明ブルー・アナログは、RECORD STORE DAYブラック・フライデー対象作品として発売!
ザ・ドアーズの音源アーカイブの中で最後の未発表曲として知られる、伝説的なスタジオ音源「Paris Blues」が、新たなミュージック・ビデオの公開と共に、デジタル配信となった。
「Paris Blues」を音楽配信サービスで聴くのはこちら
ミュージック・ビデオは、アメリカのケーブル・テレビ・チャンネル、AXS TVでプレミアとなり、現在バンドの公式YouTubeチャンネルで視聴できる。
「Paris Blues」は、RECORD STORE DAY ブラック・フライデー限定作品として全世界10,000枚限定で発売される、透明ブルー・アナログ盤のタイトル・トラックでもある。アナログのカバー・アートは、ロビー・クリーガーのペインティングによるもので、ブルース評論家のメアリー・キャサリン・アルディンによるライナー・ノーツがついてくる。
「Paris Blues」は、リリースに至るまで、ドアーズ・ファンの間では神話と化している紆余曲折の物語を持った楽曲だ。バンドのオリジナルのブルース・ソングであり、『ソフト・パレード』もしくは『L.A.ウーマン』のレコーディング・セッションの間に収録された(当時の詳細を覚えている者がいない)。楽曲のマスター・テープが紛失し、唯一残ったコピーは、キーボードのレイ・マンザレクの手に渡った。しかし残念なことに、そのコピーは、(その当時幼児だった)レイの息子のパブロに一部損傷されてしまった。しかし成長したパブロは、その後いくつかの短いパートを収録し直した。そして、いくつかのクリエイティブな編集を施し、新たなアルバムに向けて、人知れぬところから楽曲は救済されたのだ。
アルバム『PARIS BLUES』全編から、バンドのブルースへの深い愛が輝きを放っている。さらなるアルバムの特筆すべき点は、1969年5月31日に、ウエスト・ハリウッドで開催された、ノーマン・メイラーの市長選キャンペーンでのチャリティー・イベントで、ジム・モリソンとロビー・クリーガーがデュオとして行った、未発表ライヴ音源が2曲収録されていることだ。そのうち1曲は「I Will Never Be Untrue」で、この楽曲はドアーズのオリジナル・ソングであるが、1970年発表の『モリソン・ホテル』の収録曲からは外された。もう1曲は、ロバート・ジョンソンのカバー曲である「Me And The Devil Blues」だ。この2曲は、映画プロデューサー、フランク・リシャンドロが録音したもので、彼は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のフィルム・プログラムでレイとジムに出会い、二人の友人でもある人物だ。
『Paris Blues』には、1969年発表の『ソフト・パレード』のレコーディングからの2曲のアウトテイク、「(You Need Meat) Don’t Go No Further」と「I’m Your Doctor」が収録となっている。2曲とも、レイのボーカルに、ロビーとドラムのジョン・デンズモアがバック・コーラスを務めたものだ。2019年には、これら楽曲にストーン・テンプル・パイロッツのロバート・ディレオによるベース・パートが加わり、『ソフト・パレード』50周年記念デラックス・エディションに収録となった。
『Paris Blues』のB面には、2010年にThe Doors Bright Midnight Archiveからリリースとなったライヴ・アルバム『Live in Vancouver 1970』からの3曲が収録されている。これら楽曲は1970年のツアー中に録音されたものだ。楽曲は伝説的なブルースマンであり、1970年6月6日にバンクーバーのパシフィック・コロシアムで行われたバンドのライブに登場した、アルバート・キングにスポットライトを当てたものだ。「Little Red Rooster」「Rock Me Baby」「Who Do You Love?」のライヴ音源には、ジムによるキングの紹介が一緒に収録となっている。
『PARIS BLUES』
アナログ トラック・リスト
A面
1. “Paris Blues” *
2. “I Will Never Be Untrue” *
3. “Me And The Devil Blues” *
4. “(You Need Meat) Don’t Go No Further”
5. “I’m Your Doctor”
B面
1. Jim’s Introduction
2. “Little Red Rooster” – with Albert King
3. “Rock Me Baby” – with Albert King
4. “Who Do You Love?” with Albert King
* previously unreleased
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