『ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000』第3弾発売!今一番売れているタイトルはコレ!
3月20日第3弾50枚が発売になった『ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000』。やはり世界初CD化商品が売れています。なんといってもこのキング・フロイドのアルバム。R&Bナンバー・ワン・シングル(ポップでも6位!)のキラー・トラック「グルーヴ・ミー」が収録された人気アイテム。これがなんと今回が世界初CD化というのだから驚く。うねるリズム、盛り上げるブラス、そしてジョー・テックスばりのするどいシャウト、ヒット・ソングの全ての要素を備えている。1971年初頭日本でもかなりラジオでかかっていた。ウェスタン風に決めた伊達男、フロイド。お待ちどうさまでした。
キングさん、かっこいい!
R&Bからかなり隔たりあるとんでもないジャケット◎ライナー・ノーツ覗き見 ルイジアナ州ニューオーリンズとミシシッピ州のジャクソン。高速道路のI-55号線が二つの都市を結ぶ。70年にジャクソンのマラコ・スタジオで録った「グルーヴ・ミー」をR&Bチャートの1位に押し上げたキング・フロイドは何度もこの道を往復したことであろう。1945年にニューオーリンズに生まれ、地元のクラブで歌い始めたのは16歳。その後は軍隊生活を経てニューヨークに赴き歌手活動を再開し、64年にはロサンゼルスへ移ってデビュー・シングルをオリジナル・サウンド(ダイク&ザ・ブレイザーズで知られる)からリリース。この地では当時、ニューオーリンズから移ってきたハロルド・バティスト・ジュニアが精力的にプロデュース業を始めており、キング・フロイドはバティストが強く関わっていたレーベル、アップタウン、パルサーに66~68年まで録音を残した。パルサーでは69年にLP『A Man In Love』が組まれ(後にThe Heart Of Matter/V.I.P.407で再発)、順調なスタートを切ったかに見えるがセールス的には不調。粘りっ気を備えたハイ・テナーの歌声はまだ線が細く、散見されるモータウンを意識した楽曲ではポップ・ソウルの雰囲気が強い。とはいえ作曲ができる強みは随所に出ており、自分の声質、声域に合った滑らかなメロディ作りには非凡な才覚が充分に表れている。 この後にニューオーリンズに戻り、プロデューサー/アレンジャーのウォーデル・ケザーグ(現地の発音ではウォデール・クズィアーに近い)とプロモーターのエリヤ・ウォーカーに出会うことにより、フロイドの歌手人生は大きな転機を迎えることになる。70年の5月、ウォーデル、エリヤに率いられ、フロイドはジーン・ナイト、トミー・リッジリーらと設立間もないマラコ・スタジオに赴いて録音を開始する。因みにジーン・ナイトはこの時に同じセッションで“Mr. Big Stuff”を録っており、当然ながらフロイドの作品と共通するグルーヴを感じ取ることができる。文屋 章氏よるライナー・ノーツより●第3弾(50タイトル)2013年3月20日発売http://shop.wmg.jp/items/SETRB-003●第4弾(50タイトル)2013年4月24日発売http://shop.wmg.jp/items/SETRB-004日本初CD化60枚、うち世界初CD化16枚。完全限定生産。○アトランティックR&Bベスト・コレクション1000 - スペシャル・サイトhttp://wmg.jp/randb1000/
0コメント