★ 祝!初来日公演 フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ 黄金の24曲はこれだ! その2 「恋はヤセがまん」
BIG GIRLS DON'T CRY / 「恋はヤセがまん」
(Bob Crews/Bob Gaudio)
(Bob Crews/Bob Gaudio)
「シェリー」に続くシングルとして1962年11月17日から5週連続全米ナンバーワンを記録した。2曲続けて5週連続ナンバーワンを獲得したアーティストは他にあまり例を見ない。この「恋はヤセがまん」は「シェリー」同様R&Bチャートでもナンバーワンを獲得した。洒落たコーラス・ワークとウキウキさせるサウンドは今聴いても新しい。「シェリー」はボブ・ゴーディオの作詞・作曲だったことに対し、この曲はプロデューサーであるボブ・クルーとの共作となっている。以後、彼らの大半の楽曲がこの二人によって作られていく。1987年のアメリカ映画『ダーティ・ダンシング』で使用された。
フォー・シーズンズはそもそも黒人みたいな白人ヴォーカル・グループとして売り出された。黒人資本のレーベルであるVee-Jayから最初のレコーディングがリリースされ、R&Bのラジオ局で「Sherry」や「Big Girls Don't Cry」がヘヴィ・プレイになっても彼らの評判が悪くなることはまったくなかった。それどころかむしろ、ペンギンズやムーングロウズからリトル・ジョー・クックに至るまで、ドゥーワップのハーモニーやファルセット歌唱といった過去の手法を吸収した上で、新鮮な息吹を与えて、ロックンロール全盛のマス・リスナーにこういったスタイルの音楽を広めることに大きく貢献したんだから。私はフランキー・ヴァリと、彼のグループが生み出したサウンドが本当に大好きだ。当時マーキュリー・レコードの副社長を務めていて、私はレスリー・ゴアを発掘して18曲ものヒット曲を世に繰り出し、非常に充実した時期だったが、フランキー達がVee-Jayを離れてマーキュリー傘下のフィリップスと契約したことは心底嬉しかったよ。この頃の音楽はどれも素晴らしいものばかりだったし、今も私にとって大切な思い出の時代だ。 クインシー・ジョーンズ カリフォルニア
初めて「Big Girls Don't Cry」を聴いたとき私は12歳で“tween”(まだティーネイジャーになりきれない、微妙なお年頃)だったから、まるで自分のための歌のように思えたの。それにフランキーのファルセット・ボイスは当時としてはとても高くてエッジが利いていたから、一発でノックアウトされちゃったわね。私はこの曲を聴いて、“もし大人の女性になりたいのなら、いつまでもめそめそ泣いてちゃダメなんだ”、って教わったの。フランキーの声と、小粋でクールな歌詞、そしてあのメロディの組み合わせはとにかく最高だった。何かに駆り立てられるような、そんな気持ちにさせてくれたわ。 ドナ・サマー マサチューセッツ
Box CD Jersey Beat…The Music Of Frankie Valli & The Four Seasons のライナーより 訳:Ryo Hamamoto/Captain & Me Inc
■フランキー・ヴァリ:ワーナーHPはコチラ!http://wmg.jp/artist/frankievalli/■フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ:ワーナーHPはコチラ!http://wmg.jp/artist/frankievallifourseasons/■フランキー・ヴァリ & ザ・フォー・シーズンズ ジャパン・ツアー20139月 13日 (金) 19:00 日比谷公会堂キョードー東京来日情報http://kyodotokyo.com/frankievalli
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