★ 祝!初来日公演 フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ 黄金の24曲はこれだ! その7 「悲しき朝やけ」

DAWN (GO AWAY) / 悲しき朝やけ
(Bob Gaudio/Sandy Linzer)

フォー・シーズンズがヴィー・ジェイからフィリップスに移籍した第一弾シングルが、この「悲しき朝やけ」で、1964年2月22日から3週連続で全米3位を記録した。冒頭の「Pretty as a midsummer's morn, they call her dawn」というイントロダクションから始まるが、ドラムスのイントロで始まるヴァージョンもある。エンディングの2拍3連のドラムスに絡むフランキー・ヴァリのファルセット・ヴォイスが本当に素晴らしい。この曲でボブ・ゴーディオと共作しているサンディー・リンツァーは、後にデニー・ランデルと共にフォー・シーズンズの新しい時代を築く曲を手がける事になる。
「Dawn」について語るだって? 今さら私に何が言えるだろう。かなり恐れ多いことだね。リズムのヴァリエーションやひらめきに満ちたアレンジ、そしてフランキー・ヴァリのファルセットがとにかく最高だ。とてもエネルギッシュだし、スウィングしている。そうそう、あの素晴らしい『Jersey Boys』を観た直後にボブ・ゴーディオに会う機会があったんだけど、それは本当に貴重な体験だった。あんなに素晴らしい楽曲の数々を生み出した人物に会えるなんて最高の出来事だったよ。作曲家のような何かしらを生み出す人物に対して常に敬意を抱いてる身としては、至高のメロディがいつも頭の中で鳴っている人物、そう、「Dawn」を書いたような人物に会うのは、この上なくエキサイティングな出来事だったんだ。

                         イツァーク・パールマン(ヴァイオリニスト、指揮者)
                                                           ニューヨーク、イスラエル
Box CD Jersey Beat…The Music Of Frankie Valli & The Four Seasons のライナーより 訳:Ryo Hamamoto/Captain & Me Inc


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