道島塾長の”VIVA! 80's” -vol.24- / プリンス
道島です。
今週は生誕60周年を迎えたプリンスを取り上げます。
先日私はプリンスの追悼フェスティバル、Celebration 2018の取材のため、ミネアポリスを訪れました。そして 4月20日に、ペイズリー・パークを訪れ、Celebration 2018の2日目のプログラムに 参加しました。
ペイズリー・パークはミネアポリスから車で30分程度のチャナッセンという場所にあります。
中の撮影が禁止されているため、特殊な袋に携帯電話は入れられ、各自が携帯するという厳重な警戒ぶり。
そしてペイズリー・パーク内のサウンドステージと呼ばれる800人程度のホール・スペースで、様々なプログラムが行われたのですが、最も興味深かったのは、2016年1月21日にペイズリー・パークで行われたプリンスのピアノ弾き語りのライヴ映像のフィルム・コンサートでした。
プリンスの最後のツアーとなったピアノ&ア・マイクロフォン・ツアーは2016年にオセアニアと北米の数都市で行われました。
それに先立つ日程にペイズリー・パークで行われた、公式に発表されていない貴重なライヴ映像です。
実はプリンスの弾き語りライヴを見たのは初めてで、かなり衝撃を受けました。プリンスはこれほどまでに、ピアノだけで、彼の音楽の世界観を表現できるのかと。
今回リリースが発表になった『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』というアルバム・タイトルは個人的な想像ではありますが、この最後のツアーのタイトルから取られ、プリンスのピアノ弾き語りの表現として、ファンにもわかりやすいようにつけられたのだと思います。
プリンスとピアノとマイクだけで、プライベート・セッションのような音源です。
アルバムからは19世紀の霊歌「メアリー・ドント・ユー・ウィープ」がすでに公開になりました。1984年までリリースされなかった「17 デイズ」、「パープル・レイン」や、ジョニ・ミッチェルのカヴァー「ア・ケイス・オブ・ユー」、高い評価を受けた1987年のアルバム『サイン・オブ・ザ・タイムス』まで、リリースされなかった「ストレンジ・リレーションシップ」やアルバム『1999』に収録されていた「インターナショナル・ラヴァー」なども収録されています。
ワーナーミュージック・ライフでは今後もプリンスのニュースを定期的に取り上げていきます。
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