訃報: 「ロックン・ロールの女王」ティナ・ターナーの逝去を全世界中が惜しむ

5月26日(木)に、パワフルな歌声で多くのファンを魅了したティナ・ターナーの訃報が伝えられました。


ティナが残した偉大な功績を讃えるとともに、天性の才能と、波乱万丈な人生を通し力強く歌い続けたティナの逝去に、アーティスト、各界からの著名人が哀悼コメントを寄せています。その中からいくつかをご紹介いたします。


( ©Peter Lindbergh)


◆プリンス公式

「ティナ・ターナー、溢れるパワーの中で安らかに眠らんことを」


◆ミック・ジャガー

「素晴らしい友人であるティナ・ターナーを失い、深い悲しみに暮れている。
彼女は才能に溢れた真のパフォーマーであり、シンガーだ。彼女は、活気に満ちあふれ、温かい人柄で、おもしろく、寛大であった。私が若かった頃、彼女にはとても助けてもらった。これからも彼女のことをずっと忘れない」



◆デヴィッド・ボウイ公式

「ティナ・ターナーが83歳で逝去した。


『今夜君に、この空の上で会うだろう…』


ティナ・ターナーの訃報を聞いて本当に残念である。伝説的なシンガーのキャリアは、1960年に遡り、アイク&ターナー名義で発表した「ア・フール・イン・ラヴ」が彼女にとって初めてのリリースだった。


今晩発表されたステートメントで、彼女のパブリシストである、バーナード・ドハーティは次のようにコメントしている。


「『ロックの女王』であるティナ・ターナーが、長く患っていた病気の末、スイス、チューリッヒ付近のキュスナハトで静かに息を引き取った。彼女を失うと共に、世界は偉大なる音楽のレジェンドとロール・モデルを失ったのである」。


ボウイのファンは、1984年に発表されたアルバム『トゥナイト』の同名タイトル楽曲で、ティナとデヴィッドがデュエットで共演したことを思い出すだろう。そしてその年の後半に、ボウイとイギー・ポップが2人でペンを取った楽曲がリリースされた。


1985年3月23日にイギリスのバーミンガムにあるナショナル・エグジビション・センターで行われた、ティナ・ターナーのコンサートで、ボウイはティナとライヴを披露し、クリス・モンテスのヒット曲『レッツ・ダンス』を披露し、そこから流れるように同名のボウイの楽曲を歌った。


『トゥナイト』のこのライヴ・パフォーマンスは、オランダのシングル・チャートで1位を獲得した。


深刻な健康の問題を抱えながらも、2020年にティナがガーディアン紙のインタビューで語った言葉で、この文章を締めたいと思う。最後の10年は、特に彼女が目指した幸せを体現できた時間であったという。


『長く続く真の幸せというものは、何であれ、揺るぎなく、希望に満ちて輝く魂から生まれるものよ。それは私がこれまで成し遂げたものであり、他の皆が真の幸せを掴む手助けをするのが、私の一番の願いよ』」




◆ロッド・スチュワート

「絶望している。なんて素晴らしい女性だったんだ!友人であり、我が師。『It takes two: 二人でいてこそ』だけど、君の存在は唯一無比だ、ティナ・ターナー」


◆ペット・ショップ・ボーイズ

「ティナ・ターナーは最高のシンガーであり、人々の魂を揺さぶるような女性であり、美しく、暖かい人間であった。彼女と一緒に仕事ができて、本当に光栄であり、彼女のご家族と、ご主人のアーウィンに、心より哀悼の意を表します。彼女の音楽はこれからもずっと生き続けていくだろう。ニールとクリスより、愛を込めて」


◆ドリー・パートン

「今、彼女は勝利に向かって突き進んでいる。ティナ、このまま進むのよ。いつまでもあなたを愛するわ!」


◆フェイス・ヒル

「アーティストとしての、真の才能を目の当たりにして、私たちはどれだけ幸せだったことか。ティナ・ターナー以外で彼女のような熱いステージを披露できる人に私は出会ったことない。彼女の内側から溢れ出るパワーは圧巻のものだった。
そんなティナから一瞬たりとも目を離すことができなかったわ。
優雅で優しく、茶目っ気のあるユーモアで、こんなに素晴らしい女性の存在と共に過ごせたことに、感謝するわ。
2000年にスーパー・ボウルで、ティナと一緒にパフォーマンスをした際の写真をシェアするわ。彼女と一緒に2日間を過ごしたの。リハーサルに、プレスに…。そして、そう、この黒のプラダのパンプスはティナの物よ。靴の傷からも、彼女がステージをよく履いていたのがわかるわ。ティナのご家族、最愛のご主人、そして近しい友人の皆さんのことを思っているわ。あなたのことを絶対に忘れない、ティナ!!!!!!!!」




◆ロバータ・フラック

「ティナ・ターナー
1971年にソウル・トゥ・ソウル・ツアーで一緒にガーナへ行きました。彼女がステージで見せる華々しいエネルギーと、ステージを降りた時に見せる優しくて静かな雰囲気とは、見事に正反対でした。ティナ、友よ、人生に困難があろうとも、私たちが自分らしくあるために、勇気づけてくれてありがとう。あなたは無限の力を持った女性だわ。そしてこれらもずっと私のヒーローよ。愛をこめて、ロバータ」



◆ビリー・コーガン

「伝説であるティナ・ターナーのご冥福をお祈りします」


◆ブライアン・ウィルソン

「ティナ・ターナーの訃報を聞いて、深い悲しみにうちひしがれている。私はティナと、その歌声と、エネルギーを愛している。彼女の存在は本当に偉大だった。彼女の楽曲の『リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ』は、これからもずっと私のお気に入りの楽曲の1つだ。『プラウド・メアリー』に匹敵する曲はないだろう。彼女のミュージカルも本当に素晴らしい。愛と慈悲をこめて」


◆エルトン・ジョン

「世界で最もエキサイティングで刺激的なパフォーマーの一人を失ってしまった。レコード、ステージにおいて、彼女の存在はまさに伝説だ。誰も彼女に追随できなかった。アーウィンとご家族に、哀悼の意を表します。最も残念なニュースである」

◆U2

「ティナ・ターナーのご冥福を祈ります。ロックン・ロールの女王。『ゴールデンアイ』を持つ女王」


◆マライア・キャリー

「力強いメッセージ、アイコニック、ディーヴァ、そしてスーパースターという形容はこれまでに使い古された表現だけど、ティナ・ターナーは素晴らしいパフォーマーで、ミュージシャンであり、草分け的な存在として、彼女はそれら全てを、そしてそれ以上を体現してきた。私の中で、彼女はこれからも生き続け、いかなる場所における女性たちにインスピレーションを与え続けるでしょう。そして彼女の音楽は後世に影響を与え続けるでしょう。クイーンのご冥福をお祈りいたします」


◆オノ・ヨーコ

「ティナ・ターナーのご冥福を祈ります。これはティナの素晴らしいパフォーマンスで、彼女が本当に心の底から歌っているのがわかるわ。素晴らしいわ、ティナ!ジョンはあなたのパフォーマンスが本当に好きだった。あなたの歌声はとてもパワフル。愛をこめて、ヨーコ」


◆ブライアン・アダムス

「ティナ・ターナーのご冥福を祈ります。彼女と一緒にツアーができて、一緒にスタジオでレコーディングができて、そして何よりも、彼女の友人であることに感謝します。真実を伝え、信じられないほどの素晴らしい歌声で、世界中の人たちにインスピレーションを与えてくれてありがとう。アーウィンと、ご家族に哀悼の意を表します。愛こそが全てだ」


◆リンゴ・スター

「ティナ・ターナーに神のご加護がありますように。彼女のご家族が安らぎと愛を贈ります。リンゴ、愛と安らぎのもとに」


◆ロニー・ウッド

「ロックとソウルの女王であり、私たち家族の友であるティナに、神のご加護がありますように。ティナのご家族、ご友人、そして大切な人たちに、愛と祈りを捧げます」



◆ポール・スタンレー (キッス)

「ご冥福をお祈りします、ティナ・ターナー。何という声。何という人生。そして何という喪失だ」


◆ディオンヌ・ワーイック

「もう一人の長年の友人が、旅立ってしまった。ティナ・ターナーという名の永遠のエネルギーを失い寂しいだけでなく、世界中の人たちがその人生にぽっかりと穴が空いたように感じるでしょう。彼女のご主人、ご家族に哀悼の意を送ります。わが友、安らかに眠ってね!」


◆ダイアナ・ロス

「ショックで、悲しい。ティナ・ターナーのご家族と、彼女の愛する皆さんへ、哀悼の意を表します」


◆ナンシー・シナトラ

「ティナ・ターナーのような存在は今後も現れることはないでしょう。その声、美しい脚、エネルギー、誰も彼女に敵いません。ご家族と、彼女を愛した皆さんへ、哀悼の意を表します。あなたは、人生の困難を乗り越え、最高の人生を作り上げたわ。ティナ、あなたは成功を手に入れたのよ。これまでもこれからも、あなたの存在はただ最高よ」


◆ベット・ミドラー

「愛するティナ・ターナーが亡くなった。ナットブッシュからトップに登りつめ、彼女は実に素晴らしい才能の持ち主で、私たちにたくさんのインスピレーションを与えてくれた。天使の羽ばたきが彼女に安らぎの歌をうたってくれますように。だけどきっとティナなら、リードをとって歌うわね」


◆デボラ・ハリー

「私はティナ・ターナーのエネルギー、クリエイティビティ、そして才能の恩恵に預かった一人です。テネシー州ナットブッシュの田舎にあるコットン畑から始まり、彼女はトップまで登りつめました。アーティスト人生を歩み始めた時から、ティナは私にとってのインスピレーションであり、今でもその存在は変わりません。ティナ、愛しています。安らかにお眠り下さい」


◆プリシラ・プレスリー

「ティナ・ターナーはエルヴィスのお気に入りのパフォーマーの一人でした。彼女がステージに立つと、それは全くの魔法でした。彼女がエネルギーでオーディエンスを包む様子は、紛れもなくティナそのものであったと覚えています。素晴らしい伝説を残してくれた彼女は、これからもずっと多くの人の記憶に残るでしょう」




◆ヒューイ・ルイス

「ティナ・ターナーの訃報を聞いてとても悲しい。彼女はダイナマイト・パフォーマーであり、非常にやさしい人だった。そして、ロックン・ロールの先駆者だ!」


◆ジョン・フォガティ (クリーデンス・クリア・ウォーター・リバイバル)

「ティナ・ターナーの訃報を聞いてとても残念だ…僕はティナが歌う『プラウド・メアリー』をとても気に入っている!原曲とは違う雰囲気で、素晴らしい。彼女が僕たちの曲を選んで、彼女にとっての大きな成功となったことをとても嬉しく思うよ」



「本当に光栄だ。彼女と一緒にステージで『プラウド・メアリー』をパフォーマンスできたことに感謝するよ。どんどんと河を突き進んでいくんだ!ティナのご冥福をお祈りいたします」


◆シーラ・E

「ティナは、ロックン・ロールの女王だった。あなたと出会えて、一緒に仕事ができて、そしてあなたからたくさんのことを学べて、本当に光栄だったわ。我が友に、神のご加護がありますように」




◆グロリア・ゲイナー

「人種に関わらず、ロック・ミュージックの世界にいる多くの女性たちの道標となった、アイコニックな伝説であるティナ・ターナーの訃報を聞いて、悲しみにうちひしがれているわ。彼女はロックというジャンルにおいて、確固たる威厳と、大胆な行動力による成功をもって、これを示してくれた」


◆ギーザー・バトラー (ブラックサバス)

「ティナ・ターナーの訃報を聞き、とても残念だ。1966年に、バーミンガム・オデオンで開催されたローリング・ストーンズの前座が彼女にとっての初の大舞台だった。彼女を観て、すぐファンになった。安らかにお眠り下さい」


◆ニッキー・ミナージュ

「信じられない。ティナ・ターナーが亡くなったってニュースを見た。レジェンドであり、アイコンであり、それは決して表面的なことじゃない。どうか安らかに眠れますように。そして、彼女が残した輝かしい才能としなやかさが、これからもずっと続きますように」




◆スザンナ・ホフス (ザ・バングルス)

「ティナ・ターナー、平和と愛を送ります」

◆オバマ前大統領

「ティナ・ターナーは、自分に嘘がなかった。彼女はパワフルだった。彼女は止まることを知らなかった。彼女は自分に屈することがなかった。喜びと痛み、そして勝利を悲劇を通して、真実を語り、歌った。今日は、永遠に輝き続けるロックン・ロールの女王を讃えるべく、世界中のファンと一つになろう。」


◆ハル・ベリー (女優)

「『レジェンド・ボール』でティナ・ターナーと出会ったことは絶対忘れない。彼女の言葉、スピリット、深い人間性、そして、普通でありつつレジェンドでもあるという、その才能のほとんどを通して、彼女は私を変えてくれた。明るく輝く光を失い、世界中が今夜、彼女を懐かしむでしょう!」

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