グラミー賞を5度受賞した名プロデューサー、トミー・リピューマを追悼するCD3枚組楽曲集、本日発売!
2017年3月13日に逝去した、アメリカの音楽界だけでなく、日本のポップス・ミュージック・シーンにも多大な影響を与え、AOR、シティ・ミュージックの先駆者である名プロデューサー、トミー・リピューマ。
Photo: Steven Balogh
グラミー賞に33度ノミネートされ、5度受賞。彼のプロデュースしたアルバムは7,500万枚以上の売り上げを記録している。約2年の歳月を経たこの2月27日、彼が携わったImperial, A&M, Blue Thumb, Warner Bros., A&M/Horizon, Elektra, GRP/Verveというすべてのレーベルから、彼が手掛けた代表的な45曲の楽曲を収録したCD3枚組『トミー・リピューマ・ワークス』が、本日発売となった。
このリリースに伴い、ナタリー・コールのグラミー受賞作をともに手掛けたデイヴィッド・フォスター氏は以下のようにコメントを寄せています。
「トミー・リピューマは、史上最高の音楽プロデューサーの一人だった。彼は私の同僚であり、友達でもあった。
一緒にナタリー・コールのアルバムを制作した際には、素晴らしい栄光を共有できた。私にとっても素晴らしい刺激だった。
もちろん彼から学ぶことも沢山あったし、彼も僕から学ぶことがあったかもしれない。
本当に彼は洗練された人だった。次々と上質な作品を作り上げていった。特に、ダイアナ・クラールとのアルバムを聴けば、彼の素晴らしさをすぐに感じ取れるんじゃないかな。作品を重ねるごとに、彼らはある種、魔法のようなものを作り上げていったんだ。
トミーがこの世を去ってしまった直前まで、そして亡くなってしまった今も、彼らは素晴らしい魔法を残していってくれた。
そのように、トミーとダイアナは美しい音楽を共に作り上げていったね。本当に偉大な人を失ったと思う。
彼は、本当に音楽業界に多大なる貢献をした人物だった」
また、トミーを敬愛するという音楽プロデューサー、ホッピー神山氏は以下のような、コメントを寄せている。
「トミー・リピューマは、アメリカにおけるコンテンポラリーミュージック、とりわけAORの分野で孤高の光と才能を放ってきたプロデューサーである。70年代にヒット洋楽を聴いていると、これもあれもリピューマ氏の手掛けたもので、へえ〜と感嘆したものだ。自分が日頃やってる音楽ジャンルとは、かなり隔たりがあるものの、リピューマ氏のように常に良質のポップスを作っている存在が、同じくプロデュース作業をする自分にとって、大きな勇気と指針を与えてもらっているのだ。そして、彼の手掛けたこのワークスの作品群を聴く多くのリスナーが、音楽の大切なるミソと楽しみを再発見するだろう。enjoy to listen it」
また、下記店舗ではトミー・リピューマのフィギュアが設置されてますので、お近くに寄られた際は、ぜひご覧ください。
・タワーレコード渋谷店(6Fパイドパイパーハウスコーナー付近)
・タワーレコード新宿店 9F(3月上旬からフュージョン・ジャズコーナー設置予定)
・山野楽器銀座本店(ジャズコーナー)
・ペット・サウンズ・レコード(武蔵小山駅前)
『トミー・リピューマ・ワークス』トレーラー映像
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