デヴィッド・ボウイ、レア楽曲「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)」が配信開始!デジタルEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』のCDとアナログ盤も特別編集盤で限定発売決定!!
常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。
彼のレア音源や未発表音源を収録した6曲入りストリーミング限定EP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』から、最後の楽曲となる6曲目のレア音源「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)(原題: THE MAN WHO SOLD THE WORLD (LIVE ENO MIX))」が、本日2月14日に公開された。この音源の公開をもって、彼の誕生日でもある1月8日から6週にわたって毎週1曲づつ公開されてきたレア音源/未発表曲全6曲を収録したデジタル・ストリーミングEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』が完成したことになる。
EP「イズ・イット・エニィ・ワンダー?」のデジタル・ストリーミングはこちらから:
常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。
彼のレア音源や未発表音源を収録した6曲入りストリーミング限定EP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』から、最後の楽曲となる6曲目のレア音源「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)(原題: THE MAN WHO SOLD THE WORLD (LIVE ENO MIX))」が、本日2月14日に公開された。この音源の公開をもって、彼の誕生日でもある1月8日から6週にわたって毎週1曲づつ公開されてきたレア音源/未発表曲全6曲を収録したデジタル・ストリーミングEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』が完成したことになる。
また、デジタル・ストリーミングEPと収録曲を一部変更した、6曲入りのCDと12インチ・アナログ盤もリリースされることが決定した。海外ではdavidbowie.com、rhino.com、そしてrhino.co.ukのみで3月20日から購入可能となるこのCDとアナログ盤だが、ここ日本でも数量限定でワーナーミュージック・ダイレクト限定販売されることが決定している。こちらも3月20日の発売を予定しており、本日2月14日より予約を開始している。
CD、アナログ盤の『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』の予約はこちらから:
(2月14日、19時より)
このフィジカル・ヴァージョンの『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』EPには、第一弾として公開された「世界を売った男(CHANGESNOWBOWIEヴァージョン)」の代わりに、「ファン(クラウンボーイ・ミックス)(原題: FUN (CLOWNBOY MIX))」が収録されており、「世界を売った男(CHANGESNOWBOWIEヴァージョン)」は、別途違った形でフィジカル・ヴァージョンとしてリリースされることが予定されている。
「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)」:
本日公開された「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)」は、1995年に「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート/世界を売った男(ライヴ)」のダブルA面シングルとして7インチ・シングルとCDシングルでリリースされていた音源。非常にアイコニックなこのクラシック楽曲「世界を売った男」は、1995年に発表したアルバム『アウトサイド』に伴うワールド・ツアー時のセットリストに組み込まれており、そのアルバムの世界観に合うように、かなり革新的なトリップ・ホップ的アレンジが施されていたのだが、そのライヴでのアレンジに、長年のコラボレイターでもあるブライアン・イーノがさらなるミックスを施した音源がこの「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)」だ。1995年10月30日にロンドンにあるWestside Studiosにて、ライヴ・レコーディングにさらなる音源を付け加えながら再構築していったこのヴァージョンに関して、イーノはこう日記に書き記している。
「私はレコーディング音源にバッキング・ヴォーカルやちょっとしたブリップ音を付け加え、音源そのものにちょっとした彫刻を施していった。楽曲としての全体像をより明確にするために…」
「世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)」は、デヴィッド・ボウイがプロデュースを、そしてブライアン・イーノがミックスを担当している。この音源には、ブライアン・イーノもバッキング・ヴォーカルとして参加しており、ベースとヴォーカルにゲイル・アン・ドーシー、シンセサイザーにピーター・シュワルツ、ドラムにザッカリー・アルフォード、ギターにカルロス・アロマー、そしてギターとヴォーカルにリーヴス・ガブレルスが、それぞれ参加している。
「ファン(クラウンボーイ・ミックス)」:
フィジカル盤の『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』に収録されることとなる楽曲「ファン(クラウンボーイ・ミックス)」は、『アースリング』ツアーのクラブ・セットに「イズ・イット・エニィ・ワンダー?」という曲として披露されていた、ボウイのクラシック曲「フェイム」を現代風に改訂した音源をもとにした楽曲だ。
基本のバック・トラックとシーケンス・トラックは、1997年初頭にダブリンのThe Factoryで行われたツアー前のリハーサル時に作られ、その後1997年6月10日にアムステルダムのParadisoで行われた「フェイム」のライヴ・セッションをレコーディング、その音源をもとに、ニューヨークのLooking Glass Studiosにてマーク・プラティとリーヴス・ガブレルスが作業を行い、1998年2月に同じくニューヨークにあるSony Music Studiosにてミックスを行っている。当時、このライヴ・ヴァージョンの「ファン」(現在はこのタイトルがつけられている)は、BowieNet(ボウイとファンが直接交流できるインターネット・プロバイダー)限定作品『Liveandwell.com』に収録される予定があったのだが、リーヴスのインタビューによると、その後この音源は歌詞的にも楽曲的にも進化し続け、1998年5月にダニー・セイバーがこのクラウンボーイ・ミックスを完成させる頃には、原型となっていた楽曲「フェイム」の要素が一切なくなり、ボウイとリーヴスによる楽曲が全く新しい作品として生まれ変わったのだという。この「ファン(クラウンボーイ・ミックス)」は、BowieNetのサブスクライバー用に限定提供された1998年のCD-ROMにのみ収録されていた音源だ。
「ファン(クラウンボーイ・ミックス)」はボウイとリーヴス・ガブレルス、そしてマーク・プラティがプロデュースを担当、レコーディング・エンジニアとしてスティーヴ・ゲストとマーク・プラティがクレジットされており、1998年5月、Ocean Way Recordingにてダニー・セイバーがミックスを施した楽曲(ミキシング・エンジニアはJohn Xが担当)。ボウイのヴォーカルの他、ザッカリー・アルフォードのドラム、ゲイル・アン・ドーシーのベース/ヴォーカル、マイク・ガーソンのピアノ、リーヴス・ガブレルスのギター/ヴォーカル、そしてマーク・プラティのキーボード/プログラミングがフィーチャーされている。
また、この「ファン」は、英国のドラムンベース・プロデューサー、Dillinjaによるドラムンベース・ヴァージョンも存在しており、単曲のデジタル・ダウンロード&ストリーミング・シングルとして3月20日にリリースされる予定だ。このヴァージョンは、2000年にBowieNetのメンバーのみが入手可能となっていたアルバム『Liveandwell.com』に収録されていたもので、デジタルでリリースされるのは今回が初となる。
『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』EP
デジタル・ストリーミングEP: 2020年2月14日配信開始
ワーナーミュージック・ダイレクト限定EP(CD, 12”アナログ): 2020年3月20日発売予定(2月14日より予約受付開始)
【デジタル・ストリーミング版収録曲】
01. The Man Who Sold The World (CHAGESNOWBOWIE MIX)/ 世界を売った男(CHANGESNOWBOWIEヴァージョン)
02. I Can’t Read ‘97 / アイ・キャント・リード‘97
03. Stay ‘97 / ステイ ‘97
04. Baby Universal ‘97 / ベイビー・ユニヴァーサル ‘97
05. Nuts / ナッツ
06. The Man Who Sold The World (Live Eno Mix) / 世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)
【CD/12”アナログ盤 収録曲】
01. Baby Universal ’97 / ベイビー・ユニヴァーサル ‘97
02. Fun (Clownboy Mix) / ファン(クラウンボーイ・ミックス)
03. Stay ‘97 / ステイ ‘97
04. I Can’t Read ‘97 / アイ・キャント・リード‘97
05. Nuts / ナッツ
06. The Man Who Sold The World (Live Eno Mix) / 世界を売った男(ライヴ・イーノ・ミックス)
※すでに公開されている音源の詳細は下記の通り※
「世界を売った男(CHANGESNOWBOWIEヴァージョン)」
ボウイの代表曲でもある「世界を売った男」のCHANGESNOWBOWIEヴァージョンは、ボウイの50歳の誕生日を記念して1997年1月8日に英BBCにて放送された番組「ChangesNowBowie」で披露されていた音源。マディソン・スクエア・ガーデンで開催されたボウイの50歳記念コンサートのリハーサル時に、ボウイ自身のお気に入りの楽曲をアコースティック編成でレコーディングしており、その時の音源9曲を中心に、メアリー・アン・ホッブズとのインタビューや、スコット・ウォーカー、デーモン・アルバーン、ボノ、ロバート・スミスなど様々なアーティストからのバースデイ・メッセージやボウイへの質問などが放送されていた。
「ステイ ‘97」
「ステイ」のオリジナル・ヴァージョンは、1976年にボウイが発表したアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』に収録されていた楽曲。未発表曲となるこの「ステイ」の97年リ・レコーディング・ヴァージョンは、ダブリンのThe Factoryにて行われていたアースリング・ツアーのためのリハーサルを出発点にして生まれた音源だ。先に会場入りしていたボウイとマーク・プラティ、そしてリーヴス・ガブレルスが、他のメンバーが集まる前にバッキングやシーケンスの準備を行っていた時に、このアイデアが生まれたという。ライヴでの定番曲を、『アウトサイド』や『アースリング』のサウンドに合うような形でアップデートしたいと考えていたボウイは、この時のリハーサルを機に、その後実際に新ヴァージョンのレコーディングを行い、97年の5月から6月にかけて、ニューヨークにあるRight Track Recording Studiosにてミックスを行う。当時はBサイド曲としてレコーディングが行われたのだが、最終的に世に出ることはなかった音源だ。
「アイ・キャント・リード ‘97」
「アイ・キャント・リード」はもともと、ボウイがソロ・アーティストとしての活動から距離を置き、1988年に結成したバンド、ティン・マシーンのデビュー・アルバム『ティン・マシーン』(1989年)に収録されており、バンドのライヴでも定番の曲となっていた楽曲だ。この音源は、1996年の秋、アルバム『アースリング』のミキシング作業を行っているときに、ボウイはこの楽曲のソロ・ヴァージョンを『アースリング』に収録しようと、再レコーディングしていたもの。「アイ・キャント・リード」の第二の姿ともいえるこの「アイ・キャント・リード ‘97」は、ボウイお気に入りソロ・ヴァージョンだったのだが、最終的にアルバム『アースリング』の収録曲から外され、完成直前に「ラスト・シング・ユー・シュッド・ドゥ」と差し替えられることとなった。
「ベイビー・ユニヴァーサル ‘97」
ボウイが歌詞を手掛け、ボウイとリーヴス・ガブレルスが作曲した「ベイビー・ユニヴァーサル」は、もともとボウイが始動させたバンド、ティン・マシーンの2枚目のアルバム『ティン・マシーンII』に収録されていた楽曲だ。1991年10月にシングルとしてもリリースされたこの曲は、ティン・マシーンとしては最後のアメリカでのテレビ出演時でも披露されている。「ベイビー・ユニヴァーサル」は1996年に行われたボウイのOutside Summer Festivals Tourでも定期的に披露されていたのだが、この「ベイビー・ユニヴァーサル ‘97」は、もともとアルバム『アースリング』に収録する予定でレコーディングされていたもの。当初はアルバムの「アイム・アフレイド・オブ・アメリカンズ」と「ロー(アースリングス・オン・ファイア)」の間にこのヴァージョンを収録する予定だったという。最終段階でこの楽曲は収録曲リストから外れてしまったのだが、ボウイはこのヴァージョンを非常に気に入っており、アルバム収録曲から外される前にはこうコメントを残していた。
「『ベイビー・ユニヴァーサル』はとても素晴らしい曲で、もしかしたらもうみんなに聴かれるチャンスはこないかも、とも思っていた。そんなことには絶対にしたくなかったから、今回このアルバムに収録することにしたんだ…。このヴァージョンは非常に良い出来になっていると思うよ」
「ナッツ」
インストゥルメンタルを主体としたこの「ナッツ」は、デヴィッド・ボウイとリーヴス・ガブレルス、そしてマーク・プラティが共作した楽曲。もともと、1996年11月に行われていたアルバム『アースリング』の最終レコーディング・セッション時に収録されていた曲で、同時期に「ラスト・シング・ユー・シュッド・ドゥ(原題: The Last Thing You Should Do)」も作曲&レコーディングされていたという。当時この2曲はアルバムのボーナス・トラック用としてレコーディングされていたのだが、最終段階でボウイはアルバムの収録曲候補となっていた「アイ・キャント・リード」(1月17日に公開されたストリーミング限定EP収録の未発表音源)を外し、代わりに「ラスト・シング・ユー・シュッド・ドゥ」をアルバム本編に収録。しかしながら、同時期にレコーディングされていたこの「ナッツ」はその後世に出ることはなく、未発表曲のまま保管されていた。
<デヴィッド・ボウイ アーティスト・ページ>
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