5月31日発売『ソフト・ロック・ナゲッツ』~曲解説覗き見:その3~
ワーナー・ミュージック・グループが誇る60年代後半の人気ソフト・ロックの名曲、定番、レア曲が詰まった魅力のコンピレーション、『ソフト・ロック・ナゲッツ』全4枚が来週5月31日に発売になります。ワーナー系のみならず各レコード会社からの絶大なるご協力を得てレーベルを超越した決定盤的内容になっています。写真はフィショフ=パワーズが書いた傑作、キースが歌う「嘘はつかない(Ainn’t Gonna Lie)」が収録されたフランス盤EPです。各24曲入り¥1,600(本体)。絶対損はさせません。
http://wmg.jp/artist/softrocknuggets/
★曲解説覗き見★
KEITH・Ain't Gonna Lie
Written by T. Powers-G. Fischoff・Prod. by Jerry Ross・MERCURY 72596, 1966
ジャームス・バリー・キーファーは1965年にアドミレイションズというグループでコロンビアからシングル発表していた。その時にマーキュリー・レコードに所属していたジェリー・ロスが気に入り、ソロ歌手名をキースとし、プロデューサーとして1966年にこのデビュー・シングルを担当する。作曲はトニー・パワーズ&ジョージ・フィショフというアルドン・ミュージックのライターに担当させた。このコンビはスパンキー&アワ・ギャングの「Lazy Day」のヒットでも知られている。アレンジャーはジェリー・ロスの片腕のジョー・レンゼッティ、お洒落なメロディとシャッフル・ビートのアレンジで、軽快に歌わせて全米39位にランキングさせた。次作も同じスタッフで同じタイプの「98.6」をリリース、こちらは7位と大きなヒットになる。翌年にもスマッシュ・ヒットは続き、アレンジにはもう片腕のジミー・ウィズナーも加わりアルバム2枚をリリースした後に、このスタッフと別れレコード会社も移籍するが、すっかり魅力は失って輝きはなくなってしまった。 (佐野邦彦)
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