「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」コメントビデオ日本語訳:この曲は人間関係を癒したい、自分の心を大切にしたいという気持ちから生まれたんだ。
2/11にラヴ・ソング集『ラララ・ラヴ・ソングス』をリリースするジェイソン・ムラーズが、4作目のアルバム『ラヴ・イズ・ア・フォー・レター・ワード』からのファースト・シングル、「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」について語ってくれました。日本語訳と一緒にご覧ください!
「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」がシングルになったのは、嬉しいことだった。
僕が必要としていた曲だったんだ。
裏話だけど、レーベルは第二の「アイム・ユアーズ」を探していて、その試みは失敗していたんだ。「アイム・ユアーズ」はもう書き上げて、僕は違う場所にいたからね。
その葛藤や挫折感が同時にあって、他人と僕が意図したとおりにならない関係が、失敗のように感じられて、だから「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」は、人間関係を癒したい、自分の心を大切にしたいという気持ちから生まれたんだ。
オランダでYouTubeに投稿されたこの曲のパフォーマンスが、ちょっとバズって、ファンの心を掴んだんじゃないかと思う。
パーカッショニストのトカ・リヴェラと一緒に、僕がアコースティックギターを弾いただけなんだけど、そのYouTubeの動画をもとにアルバムで演奏したんだ。
スタジオに戻って、ドラムを排除し、大仰なロック・プロダクションを取りやめた。
それが、この曲の真価を最もよく表すための正しい方法だったんだ。
でも、「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」のブリッジは、ちょっとラップみたいだとずっと思っていて。
当時は、ファンから「もっとラップしてほしい」と言われたこともあって、僕は、「“アイ・ウォント・ギヴ・アップ” のブリッジを聴いてみてよ」と言ってた。
あれは、僕が今まで書いたラップの歌詞で、最も複雑なもののひとつだね。
僕は自分の曲には第三幕があるのが好きなんだ。
僕のスタジオには「それはイベントか」という看板がかかっている。
曲は曲だけど、その曲はイベントになり得るのか?つまり、ステージの上で素晴らしいものになりうるのか、ということを意味している。
要は、ある曲のブリッジを聴いて、コーラスも聴いて、もう全部聴き終わったと思ったとき、最後に何か加えたら、曲をさらに盛り上げることができるんじゃないか、ってこと。
ヴォーカルを録音して、コーラスを重ねている時、僕は、エンディングにはもっと何か主張できる空間があると思った。ただ「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」と歌うだけではなくね。だから「僕はタフだ、僕は愛されている、僕らは生きている、僕らは愛されている」ってなったんだ。
「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」って歌うのもひとつの方法だけど、曲が終わる直前が、僕らが本当に伝えたいことを主張する好位置なんだ。
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