デヴィッド・ボウイ 71回目の誕生日を祝し、未発表音源「レッツ・ダンス(デモ)」の配信がスタート!
1月8日、デヴィッド・ボウイの71回目の誕生日を祝し、デジタル配信のみとなる未発表音源スペシャル・バースデイ・シングル「レッツ・ダンス(デモ)」の配信(ダウンロード&ストリーミング)がスタートしました!
1982年後半、後のアルバム『レッツ・ダンス』となる楽曲を共に聴くために、ナイル・ロジャースがスイスにあるボウイの自宅を訪ねたことからこのアルバムの物語が始まります。
ボウイが書いた新曲に刺激を受けた二人は、すぐさまデモをレコーディングしようと決意しました。まだバンドも集まっていなかった段階のため、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのオーガナイザー、Claude Nobsに連絡し、すぐにデモ・セッションに参加できる地元のミュージシャンを紹介してもらったのですが、そこで集まったのが、後に『ラビリンス 魔王の迷宮(Labyrinth)』や『郊外のブッダ(The Buddha Of Suburbia)』、『アウトサイド(1.Outside)』といった作品でも共にボウイと共演することになるトルコ生まれのミュージシャン、アーダル・キジルケイ(b)と、ドラマーとギタリスト(二人の名前は不明)だったのです。
1982年12月19日と20日、間に合わせで結成されたこのバンドはスイスのモントルーにあるMountain Studiosに入り、エンジニアにデヴィッド・リチャーズを迎えてデモ音源のレコーディングを開始、その最初の日にレコーディングしたのが、このファンキーな「レッツ・ダンス」だったのです。
今回バースデイ・シングルとして発表されたこの「レッツ・ダンス(デモ)」は、その歴史的なレコーディングから35年の時を経て、ナイル・ロジャースとラッセル・グラハムによって初めてミックスされた音源となっています! このプレ・プロダクション・セッションとも言うべき「レッツ・ダンス」の初期ヴァージョンに関して、ナイル・ロジャースはこうコメントを残しています。
******************************
「今までも素晴らしい機会に恵まれ続けてきたのだが、デヴィッド・ボウイとのクリエイティヴなパートナーシップは、私が今まで経験してきた数々の重要かつやりがいのあるコラボレーションの中でも、とてもとても高い場所に位置するものだ。このデモ音源で、あなたやファンの皆は、まさにこのコラボレーションの出発点の全景を体験できるんだ! モントルーでの最初の朝に、アコースティック・ギターを手にしたボウイが私を見つめて「なぁナイル、これはヒットになるぜ!」と興奮していたよ」
「このレコーディングは、私達が一緒にやるその方向性を示すものとなった。彼のフォーク・ソング的な曲にアレンジを付け加え、世界中が踊り始めるような、そして35年経った今でも踊りつづけているような曲になっていったのさ! “レッツ・ダンス”という楽曲はもちろんのこと、アルバム全体の青写真となるものだったね」
「もしこのデモでギターやドラムをプレイしてるっていう人がいたら、是非君が誰なのか教えてくれ!このミックス作業はクリスマスの直前におこなったんだけど、まるでボウイが部屋にいるような錯覚に陥って、知らないうちに涙を流していたよ。ハッピー・バースデイ、デヴィッド! 愛してるよ、そして君がいなくて寂しいよ」
******************************
この曲の最後には、笑いながら「これだよ、これ! わかった、わかったぞ!」と話すボウイの声も収録されています。そしてこのレコーディングから4ヶ月後に、「レッツ・ダンス」は最も大きく、最も影響を与えたビッグ・ヒットとなったのです。
この貴重なレコーディングを是非、聞いてみてください!
デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス(デモ)」
https://itunes.apple.com/jp/album/lets-dance-demo-single/1327411667?app=itunes&at=10l6Y8
★★★★★★★★★★★★★★★
さらに、デヴィッド・ボウイの妻はボウイの誕生日を祝して、赤ちゃん頃の写真を共有しています。当時ボウイは生後10か月。
【デヴィッド・ボウイ オフィシャルページ】
0コメント