ロバータ・フラックがお得!【今週の特選アルバム~今だけプライス!】
今週はロバータ・フラックのデビュー・アルバム『ファースト・テイク』をピックアップしました!
ピアニストの父とオルガン奏者の母をもち、大学でクラシックを学んだ音楽のサラブレッドである、ロバータ・フラック。大学卒業後は音楽の教師などをしていましたが、ワシントンDCのクラブやレストランでピアノを演奏し歌う仕事をすることになると、ポピュラー音楽での才能が開花、30歳を過ぎてアトランティック・レコードのオーディションを受けることとなります。
そして制作されたのがこのデビュー・アルバム、1969年発表の『ファースト・テイク』。ダニー・ハサウェイ、ジーン・マクダニエルズといった “ニュー・ソウル・ムーヴメント”の重要人物たちが曲を提供し、アトランティックお抱えのセッションマンたちと紡ぎ上げた作品で、ソウルというよりジャズに近いアプローチで独創性に溢れ、ソウル・ミュージックが新たな時代に踏み込んだことを感じさせる作品となっています。
このアルバムから「THE FIRST TIME EVER I SAW YOUR FACE / 愛は面影の中に」が全米No.1ヒットとなったことで、ロバータ・フラックは注目されることとなりますが、そのヒットはアルバムリリースから2年後の1971年に、この曲がクリント・イーストウッド監督のサスペンス映画、「恐怖のメロディ(Play Misty for Me)」に使われたことがきっかけとなりました。
この曲はもともとは、50年代に英国人シンガー・ソングライターのイワン・マッコールが、米人歌手ペギー・シーガーのために書いた曲で、アコースティック・ギターで弾き語れるパーソナルな視点のフォークソング。キングストン・トリオやピーター・ポール&マリーなどがカヴァーを発表していました。ロバータはこの曲を、ストリングスを加えながらも非常にミニマムなジャズの編成でカヴァーし、スタンダードナンバーのような普遍性を与えています。
この大ヒットにより、1973年の第15回グラミー賞で年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲賞をロバータ・フラックらが受賞。このあとダニー・ハサウェイとのアルバムや『Killing Me Softly』、『Feel Like Makin' Love』と言った作品をリリースし、チャート上位の常連となっていきました。
それからちょうど35周年。彼女の革新的なこの作品はいまもなお、発見と興奮に満ちた作品であり続けています。
ロバータ・フラック『ファースト・テイク』
デジタル・アルバム通常価格 1,600円
1週間限定(2/23-2/29)価格900円
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ご了承ください。
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