訃報: トム・ヴァーレイン 70年代パンク・ロック・シーンにおける重要な存在であるギタリストの逝去を全世界が惜しむ
1月28日(土)に、テレヴィジョンのフロントマン、トム・ヴァーレインが逝去いたしました。
彼が残した功績を讃えるとともに、様々なアーティストが寄せた哀悼コメントのいくつかをご紹介いたします。
© GODLIS
パティ・スミス
できないことはないって思っていた頃。
さようなら。
トム、あなたの最後を祝福して。
トムのことを考えていた朝だった。
この悲しみは苦痛ではなくて、名誉だ。
マイケル・スタイプ(R.E.M.)
トム・ヴァーレインに神のご加護がありますように、そして、彼の楽曲、リリック、その声に感謝!それから、笑い声、インスピレーション、様々なストーリー、それから、音楽とアートに新たな価値を与え、それを取り囲む状況、いのち、経験すべてを変えた揺るぎない信念。きみが僕の人生を180度変えた。この感謝を永遠に忘れない。
フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
トム・ヴァーレイン、生涯愛するアーティストの一人だ。宇宙に輝く星のようなギタリストであり、シンガーであり、コンポーザーで、すっげえクールで、今『マーキー・ムーン』を聴いている。しずかに座って、コーヒーを飲みながら、感謝してもしきれない。トム、宇宙で安らかに眠れ、そしてこれからも飛び続けてくれ。
ウィル・サージェント(エコー&ザ・バニーメン)
私にとっては、トム・ヴァーレインの演奏が全てだった。彼みたいなサウンドが出せるなら、それは幸せなことだ。彼がギタリストとしての道を私に示してくれた。トム、ありがとう。
シンプリー・レッド (ミック・ハックネル)
トム・ヴァーレインのご冥福をお祈りいたします。パティ・スミスの『ホーセズ』とともに、『マーキー・ムーン』は、70年代パンクのベスト・ニュー・ウェイヴ・アルバムの最高傑作の一つだ。アルバムがリリースされて、僕は作品を買って、ブロンディのオープニングとして、彼らの初ツアーを観にいった。素晴らしいステージだった。今でもお気に入りのアルバムだ。
イアン・ブロウディ(ライトニング・シーズ)
1970年代から今日に至るまで、このアルバムを聴いて驚嘆し、さらにたくさんのことを学んだ。狂おしいほどに素晴らしく、人生を変えるほどの音楽だ。僕にとって、ギターがこんなに美しい音色を奏でることはもうないだろう。ありがとう、トム・ヴァーレイン
ビリー・アイドル
テレヴィジョンのトム・ヴァーレインが逝去してしまい悲しい。彼は70年代におけるUS、UKのパンクロック・シーンに絶大な影響を与えた素晴らしい音楽を作った。安らかに眠れ。
マイク・スコット (ザ・ウォーターボーイズ)
嘘ではないようだ。彼のギターがいつも示したいたように、トム・ヴァーレインははるか彼方に逝ってしまった。彼は人生における最高のロックン・ロール・ギタリストであり、(ジミ)ヘンドリックスのように、宇宙の天体からガレージ・ロックをダンスしているようだった。それは本当にすばらしいことだ。
そしてワーナー・ミュージック・グループのエグゼクティヴ、ケヴィン・ゴアは、下記の声明を発表しています。
「ワーナーミュージック一同は、トム・ヴァーレインの訃報を受け、信じがたい悲しみに暮れています。トムは革新的なシンガー、ソングライター、そしてギタリストであり、その唯一無比のサウンドと多大なるインパクトは、ジャンルを問わずさまざまな後進のアーティストに大きな影響を与えてきました。テレビジョンのデビュー・アルバム『マーキー・ムーン』は紛れもない名作であり、エレクトラから本作がリリースになった45年前から今日に至るまで、新たな文化的価値を提示した重要かつ先験的な作品として、異彩を放っていました。私たちの深い哀悼の意を、トムと関わり、愛し、彼に敬意を示す全ての方々に表し、そしてこれからも彼が残した不朽の素晴らしい財産を讃えていきます」
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