映画「マン・オン・ザ・ムーン」オリジナル・サウンドトラックがお得!【今週の特選アルバム~今だけプライス!】
毎週このメルマガを楽しみにしてくださっていた読者の皆様、大変突然のお知らせで申し訳ございませんが、今号をもって、「今週の特選アルバム~今だけプライス!」は終了とさせていただきます!
「着うた」に端を発し、現在では定額制音楽配信サービスやハイレゾ配信など、デジタル配信の席巻によって音楽の聴き方も大きく変化した昨今、毎週1枚おすすめアルバムを紹介してプライスダウンするというこの企画も一定の役割を果たしたのでは、という判断の元、この連載を終了することといたしました。
このメルマガは、2013年5月にグリーン・デイの『アメリカン・イディオット』でスタート、先週までで259作品を取り上げてきました。もっとも良い反応を頂いたのはイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』、次点はプリンスの『Ultimate』でした。
さてその栄えある(?)最終回に選んだのは、映画『マン・オン・ザ・ムーン』のサウンドトラック。理由は筆者がR.E.M.が大好きだから(笑)。R.E.M.は1980年にジョージア州アセンズで結成されたロック・バンドですが、1988年に鳴り物入りでワーナー・ブラザーズからメジャーデビュー、91年にシングル「ルージング・マイ・レリジョン」が大ヒットし、「世界で最も重要なロック・バンド」と言われるようになっていきます。
1990年4月に新入社員としてワーナーに入社した筆者は、その「ルージング・マイ・レリジョン」とアルバム『アウト・オブ・タイム』のヒットを目の当たりにし、それまでUKロック一辺倒だった音楽の聴き方改革を自らに課すようになります。次の『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』は少々荷が重く、その素晴らしさに気づくのは、この次に出た最高にロックしているアルバム『モンスター』の後のこと。このアルバムを引っさげ1995年 2月に行われた日本武道館公演を見て、ちょっと難解でとっつきにくいイメージがあったR.E.M.が、とんでもなくものすごいロック・バンドだということを思い知らされ、一気にその魅力にのめり込んで行きました。
ということで「マン・オン・ザ・ムーン」と「エヴリバディ・ハーツ」、さらには「ドライヴ」、「ナイトスウィミング」といった名曲がゴロゴロ入っている『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』を本当は選びたいところなのですが、ワーナーは現在権利を消失。 そこでなぜかまだワーナーに権利のあるこのサントラをピックアップしました。
映画「マン・オン・ザ・ムーン」は1999年公開、ジム・キャリー主演の、異端として伝説となったコメディアンである、アンディ・カウフマンを主人公にした作品。
R.E.M.の「マン・オン・ザ・ムーン」の歌詞に登場するこの人物に、ミロシュ・フォアマン監督がインスパイアされ映画化した作品です。なので当然サントラはR.E.M.が担当、名曲「ザ・グレイト・ビヨンド」収録で、ほかは、オーケストラによるR.E.M.作のインスト曲や、ボーカルのマイケル・スタイプとジム・キャリーの共演曲などなど、R.E.M.のファンなら一応、念の為、万が一に備え時間があればチェックしておくべき作品です。。
筆者のワーナー入社後最もショックだった2011年のR.E.M.の解散。2005年の東・名・阪ツアーが結果として最後となった来日公演のあと、海外のライヴに行けばよかったと本当に後悔したものです。もはや再結成など実現しないでしょうが、彼らが残してくれた作品はファンの中で輝き続けます。お気に入りのバンドとともに時代を追い、その時々の作品を通しアーティストの感性に触れるのは、ミュージックラヴァーにとって至高のことですが、R.E.M.というバンドでその経験が出来て幸せでした。アルバムという単位が崩壊寸前の定額制サービスのこの時代に、アーティスティックで洗練されたブックレットや、凝ったパッケージには価値がないのかもしれませんが、R.E.M.が残した作品(周年ごとに出てくるデラックス盤も含め)は、今後の人生も一緒に歩んでいきたい作品ばかりです。
筆者のことばかりですみません。
これまでのご愛読、ありがとうございました!
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