あけましておめでとうございます。辰年にちなんでドラゴンジャケをご紹介!

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本年も、どうぞよろしくお願い致します。

さて今年は辰年、ということで、竜が描かれたジャケットを集めてみました!



『燃えよドラゴン』オリジナル・サウンドトラック

まず最初はこれ!1973年公開、泣く子も黙るカンフー映画の歴史的傑作、「燃えよドラゴン」のサントラです。ジャケットにはヌンチャクを構えるブルース・リーのイラストがフィーチャーされていますが、よく見ると下の方にしっかり2頭のドラゴンが描かれています。音楽を担当したのはラロ・シフリン。S・マックイーンの「ブリット」、C・イーストウッドの「ダーティハリー」などなど、この時代のアクション映画やサスペンス映画の音楽を数多く手がけている名コンポーザーです。


ジェファーソン・スターシップ『スピットファイア』

1965年に結成されたジェファーソン・エアプレインが発展し、ジェファーソン・スターシップとして1974年にデビューした、サンフランシスコのロック・バンドによる、1976年発表のサード・アルバム。ジャケットは、ドラゴンにまたがる女性がふかすタバコの煙が、実はそのドラゴンを形作っているというイラストで、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのアルバム・ジャケット等でも有名な、長岡秀星によるものです。


ラッシュ『ラッシュ・イン・リオ』

カナダの3人組ロック・バンド、ラッシュが、2002年11月23日に60,000人以上の観衆を集め行った「ヴェイパー・トレイルズ・ワールド・ツアー」のファイナル、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ公演を完全収録したライヴ・アルバム。ジャケットのイラストは、ほとんどのラッシュ作品を手がけるヒュー・サイムによるもの。玉(宝珠)ならぬトロピカル・ドリンクを手に持ち、頭にはパイナップルやバナナなどを載せ、なんともリゾート感のあるドラゴンがかわいいですね。


トゥエンティ・ワン・パイロッツ『スケイルド・アンド・アイシー』

アメリカのミレニアル世代を代表する人気デュオ、トゥエンティ・ワン・パイロッツがコロナ禍の中制作した2021年リリースのアルバム。ドラゴンのイラストは1860年代の児童書のために、画家のウォルター・クレーンが描いたものを使っているそうで、ドラゴンはインスピレーションや恐怖、魔術を表し、このアルバムに収録される曲をそのような強いものに結び付けたいという思いが込められているそうです。


トリヴィアム『イン・ザ・コート・オブ・ザ・ドラゴン』

フロリダ州オーランドで結成、2005年にメジャーデビューしたヘヴィ・メタル・バンドによる、2021年発表の10作目となるアルバム。中世のヨーロッパ絵画を思わせる緻密で美しいカバーアートは、現代の画家であるマチュー・ノジエールによるもの。アルバムの制作中、アルバム・ジャケットはルネサンス期の巨匠による絵画のようなモノにしたいと思い、リサーチの結果この画家を知り、アルバム・タイトルを伝えただけで、イメージにぴったりの作品が仕上がったのだそうです。


スピナーズ『フロム・ヒア・トゥ・エターナリー』

主に70年代に活躍したR&Bボーカル・グループによる、1979年発表のアルバム。双頭の竜を中心に、コウモリや蛇、トカゲ等が配されたアルバム・ジャケットのイラストは、ニューヨーク産まれのイラストレーター、スティーヴン・マルケージによるもの。主に本の挿絵などを描いていたイラストレーターで、アメコミ風のタッチでスぺーシーな世界を展開し、メンバーの脱退を経て、80年代を前にディスコ・サウンドへ向かう、グループの変貌を感じさせます。


レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 『リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン』

2022年に『アンリミテッド・ラヴ』に続きリリースされたこのアルバムにも、ドラゴンのようなモチーフが描かれています。このカヴァー・アートはフランスのアーティスト、タミ・ナビルとジュリアン・カレマールのチームによって制作されました。グラフィティのような昔ながらのエアブラシ・ペインティングの技法と、独特な色遣いやキモかわいいキャラクター・デザイン、優れた空間レイアウトで、唯一無比のイラストレーションとなっていますね。


『ネバーエンディング・ストーリー』 オリジナルサウンドトラック

最後に映画のサントラをもう一つ。日本で1985年に公開され、世界的に大ヒットした映画のサントラのジャケットです。犬のような顔をした白い竜は、映画のなかで「希望の象徴」として描かれていて、名前はファルコン。大人気のキャラクターでした。このサントラからはリマールが歌ったテーマ曲が大ヒット。映画は見たことがなくても、この曲は知っている、という方も多いことでしょう。


いかがでしたでしょうか。十二支唯一の想像上のいきもので、好運、財産、幸福をもたらすとされている竜は、音楽シーンからも大人気。他にもまだまだジャケットやバンド名、楽曲名に使われていますね。辰年の幕開けに、竜にまつわる音楽を楽しんでみてください!

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