【今日は何の日?】レッド・ツェッペリン、全米シングル・チャートに初登場。(1969年3月29日)

レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバム『Led Zeppelin』はアメリカで1969年1月12日に世界に先駆け発売になり同年2月15日全米アルバム・チャートに登場した(最終的に10位まで上昇)。

一方デビュー・シングルはアルバムのA面の1曲目「Good Times Bad Times」が選ばれ3月10日に発売になった。B面は「Communications Breakdown」だった。Atlantic 45-2613の品番を与えられ、盤面に雄々しく「CSG PROCESSED MONO MASTER」とクレジットされた7インチ・ドーナツ盤は50年前の3月29日、全米シングル・チャート94位に初ランクされた。


印象的なギターリフと、どのレコードとも似ていない独特の肌触りは「前衛」そのもので、へヴィー・ロック時代到来のファンファーレになった。イギリスではあくまでアルバム勝負というバンド側の強い意向でシングル盤の発売はなかった。だが原盤権をもつアメリカのアトランティックはラジオでかからなければヒットはない、とシングルの盤の必要性を主張し強行した。いまやレッド・ツェッペリンはシングル盤のチャート・アクションで語られることはない。だが、“ニュー・ヤードバーズ”の方が通りやすかった“新人” レッド・ツェッペリンにシングル盤は不可欠だった。おかげで今でもこの稀代の名曲のパワフルなモノラル・サウンドを手軽に満喫できるのだ。



『レッド・ツェッペリン』





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