a-ha、『遥かなる空と大地』、『ライフラインズ』アルバムの最新リマスターに未発表ボーナス・トラックやデモ音源を加えた、CD2枚組デラックス・エディション発売!初のアナログ化も!

1993年発表の5作目アルバム『MEMORIAL BEACH』のリリース後、a-haは7年間に亘る活動休止期間に入った。その間、モートン・ハルケット、ポール・ワークター、マグスの3人はそれぞれ自分たちの活動に専念していたが、1998年、オスロのノーベル平和賞コンサートに招待され、a-haとして2曲を演奏した。それを切っ掛けに突然のカムバックを果たした彼らは、新たなる世紀の始まりに合わせるかのように2000年、ヨーロッパ各国でナンバー1を獲得した傑作アルバム『遥かなる空と大地(原題:Major Earth | Minor Sky)』をリリースする。そのまま彼らは、ワールド・ツアーで大きな喝采を浴び、2002年『ライフラインズ』を発表。見事シーンに復活を果たした。


世界で最も成功したバンドの一つであり、多くの熱狂的なファンを抱えるa-ha。その彼らのミレニアム・カムバック作とも呼べる2作品が、アルバムの最新リマスター音源にボーナス・トラック、未発表デモ音源にアウト・テイク、ライヴ音源などを加えたデラックス・エディションでリリースとなる。どちらのアルバムにも、音楽ジャーナリスト、キーロン・タイラーによる新規ライナー・ノーツがフィーチャーされている。『遥かなる空と大地(原題:Major Earth | Minor Sky)【デラックス・エディション】』には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源にボーナス・ディスクを追加したCD1と、16曲ものデモ音源、アウト・テイク、ライヴ音源を収録したCD2を収録している。また『ライフラインズ【デラックス・エディション】』には、オリジナル・アルバムの最新リマスター音源にボーナス・ディスクを追加したCD1と、19曲の初期ヴァージョン、デモ音源、アルバムに最終的に収録されなかった楽曲など全19曲からなるCD2が収録されている。どちらのデラックス・エディションも、9月27日発売予定となっている。


またどちらのオリジナル・アルバムも、リマスター音源の2枚組アナログLPとして発売される。現在配信及びストリーミングでは、『遥かなる空と大地【デラックス・エディション】』に収録されている「The Sun Never Shone That Day」の初期ヴァージョンと、『ライフラインズ【デラックス・エディション】』に収録されている「Forever Not Yours」のラフ・デモ・ヴァージョンを聴くことが出来る。


オスロのノーベル平和賞コンサートでの素晴らしいパフォーマンスの後、マグスとポールは1999年はじめよりニューヨークでやがてニュー・アルバムとなるデモ・トラックのレコーディングを開始する。「特に計画していたわけじゃなかった」レコーディング・セッションについてポールはそう語った。「ただやりたかっただけなんだ。俺たちが一緒に何かをやれば、どんな状況でもa-haの音楽になってしまうんだ」事実、a-haは彼らが一区切りをつけた場所から再スタートを切ったのだった。ニューヨークのAlabaster Room、オスロのLydlab and Rainbow、ドイツはハンブルグのBoogieparkでレコーディングされた『遥かなる空と大地』のプロデュースを手掛けたのは、ドイツ人のBoogiemanとRoland Spremberg、また共同プロディーサーとしてa-haとKjetil Bjerkestrandが名を連ね、英国人エンジニアNiven Garlandが仕上げを加えた。


『遥かなる空と大地』はリリースされるや否や1位を獲得し、ノルウェーとドイツではプラチナ・ディスク、さらにオーストリア、スペイン、そしてスイスではゴールド・ディスクを獲得している。アルバムのタイトル・トラックである「遥かなる空と大地」、「ヴェルベット」、そしてノルウェーで1位、ドイツでTOP10となった「サマー・ムーヴド・オン~果てしない夏」がシングルとしてリリースされた。


デモ音源に初期ヴァージョン、そして別ミックスを加えた、『遥かなる空と大地【デラックス・エディション】』は、ヒット・アルバムの単なるリイシューではない。CD2の内容は、アルバムを丸ごと新たに解釈し直したものだと呼んでも差支えないほどである。ここに収録されている「遥かなる空と大地」、「ヴェルベット」、「サマー・ムーヴド・オン~果てしない夏」の初期ヴァージョンや、「太陽が消えた日」の素晴らしくパワフルなヴァージョンなどを含み、最終的にアルバムに収録されなかった楽曲やヴァージョンは、ソングライティングの閃きや、一つのアイディアからヒットが生まれる過程を明らかにしてくれる。また彼らの2001年ツアーで収録された4曲のオスロ公演からのライヴ音源は、a-haのライヴ・パフォーマンスの壮大さを証明している。


a-haは、続く2002年のアルバム『ライフラインズ』で、彼らがこれまで、いやそれ以上に見事な状態にあることを証明した。時を重ねる中でメンバーそれぞれの活動も、成長し広がっていった:マグスは音楽だけでなく、ヴィジュアル・アーツ(視覚芸術)の分野でも活躍するようになり、ポールのバンド、サヴォイは4作目のアルバム『リーズンズ・トゥ・ステイ・インドアーズ』(2001年作品)をリリースし、モートンはソロ・アーティストとしてのキャリアを築きあげただけでなく、ソングライターとしても知られる存在となった。「モートンが、一緒にソングライティングをしようと働きかけてきたんだ」そう明かすのはマグス。「そこから新たな形のパートナーシップが始まった」

『ライフラインズ』で各メンバーはそれぞれ個人で作った楽曲を提供し、結果的にStephen Hagueに、Clive Langer、Alan WinstanleyやMartin Landquistなどを含む6人のプロデューサーが参加している。またいくつかの楽曲で、アネリ・ドレッカーがその美声を提供している。彼らにとって最もヴァラエティに富んだ、幅広く、多彩なアルバムとなった『ライフラインズ』は、世界的に高く評価され、ドイツでナンバー1に輝いた。


デラックス・エディションのCD2 を見れば、a-haがアルバム1枚に収まり切らないほどの楽曲を当時用意していたことが分かるだろう。例えば「ザ・ブレイカーズ」、「ソール・サヴァイヴァー」、「トゥ・ショウ・イット・イズ・トゥ・ブロウ・イット」は最終的にアルバムに収録されなかった楽曲である。その中でも「ザ・ブレイカーズ」は、後にポールが自身のバンド、サヴォイで新たにレコーディングしている。また彼らは、スタジオ・ワークの面でも様々な試みを行ったり、ヴァリエーションを持たせている。レコーディングとミクシングは、ロンドンとニューヨーク、そしてオスロで行われた。その内のいくつかが、デモ・ヴァージョンやアーリー・ミックス・ヴァージョンとしてここに収録されており、例えば「ライフランズ」や「ドラゴンフライ」などのように、アイディアがヒットに形作られていく様子をファンに明らかにしている。かなりラフな状態の「フォーエヴァー・ノット・ユアーズ」のデモ・ヴァージョンを聞けば、マグス=モートンによる新たなパートナーシップが、ヒットソングを生み出す良い土壌になったことがはっきりと見て取れるだろう。


この秋、a-haは、全公演ほぼソールド・アウトとなっている「HUNTING HIGH AND LOW TOUR 2019」で、自分たちの初期の頃へファンを引き戻してくれるだろう。10月29日のダブリン公演を皮切りに、3人は1985年の大ブレイク・アルバム『ハンティング・ハイ・アンド・ロー』の全曲とヒット・ナンバーを演奏するライヴをUK、オランダ、フランス、ドイツ、ポーランドそしてロシアで11月まで行う。さらに2020年2月からはドバイから南アフリカ、オーストラリアと日本を回るツアー日程が発表されている。






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