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今年は兎年、ということで、ワーナー取り扱い作品の中から、ウサギがジャケットを飾る作品を探してみました。調べてみると数が少ないのですが、その中から 「このアーティストで、まさかのうさぎ!?」 という意外性の高い作品を一点ご紹介いたします! デジタル配信で聴くことができる作品なので、もし気になった方はぜひ音楽配信サービスで聴いてみてくださいね!


さて、その貴重なウサギジャケのアルバムとは…こちらです!


ラッシュ 『プレスト』



プログレ・ロックのアルバムにして、かわいいウサギがわんさか登場するアルバムは彼らの13枚目の作品 『プレスト』。こちらは1989年リリース、全米チャート16位を記録したヒット作です。 「なぜにウサギ?」 と思われる方も多いと思いますが、そのコンセプトのキーワードが 「マジック」 のようです。よくマジックと聞くと、空っぽだったシルクハットから次々とウサギやハトを取り出すネタが定番として、思いつきますよね?まさにそのイメージをラッシュも描いていたと思います。


ドラマーのニール・パートはこのアルバムのジャケットに関して、「ジョークの説明を聞いてから笑う人なんていないだろうけどさ」という前置きと共に、「このアイデアは、ウサギたちが自分たちの手…いや、自分たちの前足を使って帽子の中から自分たちを出現させて、周りを飛び回っているっていうジョーク的なものだったんだ」と語っています。バンドのアート・ディレクターを長年務めるヒュー・サイムも、「マジシャンが帽子からウサギを出すという事実、それこそがタイトル『プレスト』を連想させる唯一のポイントなのさ」と言っており、帽子の中から自力で出現したウサギとその周りのたくさんのウサギこそが、アルバムのタイトルとアートワークとのつながりの全てだと説明しています。


アルバム・タイトルにも使われている『PRESTO』 という言葉は、マジックでマジシャンがトリックを披露する際に 「あら、不思議!」「ほーら、びっくり!」 とトリックを煽るような掛け声としても使われる言葉です。さらに、英語のイディオムで 「pull a rabbit out of the hat」 という表現もあり、こちらは 「突然(素晴らしい)解決策を得る」 という意味があります。そのフレーズを前提に、マジシャンの力を借りることなく「自力でウサギがシルクハットから出てくる」、つまり「ウサギが自分でシルクハットから出てくる解決策を見つけた」というジョークを、バンドは表現したかったのでは…?と解釈できるかと思います。


このように自力で目標を達成するウサギのように、皆さんが夢や目標を達成できるような素晴らしい一年になることをお祈りしています!幸先が良さそうなラッシュのアルバム『プレスト』、ぜひチェックしてみて下さいね!

(参考記事: https://ultimateclassicrock.com/rush-presto-cover-interview/ )


ラッシュ 『プレスト』 を音楽配信サービスで聴くのはこちら

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