2024.11.18 10:00【フォーエヴァー・ヤング】第四弾作品群からお勧めALを紹介!ヴェルヴェット・アンダーグラウンド『ローデッド』絶賛発売中の第四弾作品群から、各アーティストのお勧めのアルバムをピックアップ!今回は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが1970年11月に発表した4作目のアルバム『ローデッド (原題:Loaded)』を紹介します!1968年にセカンド・アルバム『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』をリリースした後、ヴォーカルのルー・リードとベースのジョン・ケイルの関係が悪化し、ケイルがバンドを去り、代わって同年ダグ・ユールが加入。『ローデッド』はユールが参加してから2作目のアルバムであり、ルー・リード在籍時の最後のアルバムとなりました。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドと言えばアンディ・ウォーホルがプロデュースしたデビュー・アルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』が名盤やお気に入りとして選ばれることが多いですが、本作は音楽性という観点から大きな転換点を迎えた、バンドにとっても重要な作品と言えます。アルバム・タイトルの「loaded」には「(たくさんの物を)詰め込んだ」という意味がありますが、これは「ヒット曲満載のアルバムをリリースして欲しい」というレコード会社の意向から名付けられたタイトルです。バンドはプレッシャーを掛けられていました。当時についてユールは次のように語っています。「確かにそういう(ヒット・アルバムをリリースしなきゃいけない)精神状態になっていて、『どの曲をシングルにしよう、3分半に尺を短くしたらどんな感じだろう』って、いつもこんなことを話してたよ」。こうして彼らはこれまでの先鋭的で過激なサウンドに別れを告げ、ポップでメロディアスなロック・アルバム『ローデッド』を完成させました。作品がリリースを迎える前に、アルバムの仕上がりに満足しなかったルー・リードはバンドを去ってしまいますが、「スウィート・ジェーン(原題: Sweet Jane)」、「ロックン・ロール(原題: Rock & Roll)」など良質な名曲たちが収録されており、リードもこうした楽曲を後年に自身のライヴでパフォーマンスしています。また「オー・スウィート・ナッシン(原題: Oh! Sweet Nuthin')」などダグ・ユールがリード・ヴォーカルを務める楽曲も多く収録されており、少年のようなナイーヴさを思わせるユールのヴォーカルが何とも儚く、アルバムにノスタルジックな雰囲気を与えています。📺Sweet Jane (Full Length Version) 📺Oh! Sweet Nuthin' (2015 Remaster)リリース当時は商業的な成功を収めることは出来ませんでしたが、たくさんの名曲が生まれ、音楽的にも大きな進化を遂げた『ローデッド』はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの新たな音楽性を示した重要な1枚です。バナナのジャケットのファースト・アルバムは聴いたけどまだ本作を聴いたことがないという皆さん、ヴェルヴェッツを語る上で外せない作品ですよ!▼11月6日発売フォーエヴァー・ヤング第四弾リリース作品群フォーエヴァー・ヤング「第四弾発売タイトル」 | Warner Music Japanワーナーミュージック・ジャパンのフォーエヴァー・ヤング「第四弾発売タイトル」のページです。ワーナーミュージック・ジャパン | Warner Music Japan参考記事:https://www.rhino.com/article/essential-atlantic-the-velvet-underground-loaded関連記事:【フォーエヴァー・ヤング】「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドってどんなバンドだっけ?」を解説!https://wmlife.themedia.jp/posts/55589818Warner Music Life輸入盤CD・紙ジャケ・再発カタログ情報を中心としたワーナーミュージック・ジャパン運営の大人向け洋楽ポータルサイトフォロー2024.11.14 05:38【フォーエヴァー・ヤング】第四弾作品群からお勧めALを紹介!トム・トム・クラブ『おしゃべり魔女』0コメント1000 / 1000投稿
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